製造業(機械) 情報システム部 「音声でつなぐグローバル業務」

プロジェクト情報
- 業種:製造業(機械)
- 対応部署:情報システム部
- 売上:6億円以上
- 従業員:50名
目次
- 1 抱えていた課題
- 2 目的と取り組みの概要
- 3 ご提供したソリューション
- 4 導入後の成果と今後の展望
抱えていた課題
外的要因
・国際取引において、言語の壁が誤解や機会損失を招くリスクが高まっている。
・製造業におけるISO 9001などの国際規格が厳格化し、多言語での文書化が必須となっている。
・技術的な専門用語の誤訳が、製品不良や部品発注ミスに直結する危険性がある。
内的要因
・バイリンガル人材が限られているため、翻訳作業が業務のボトルネックとなっている。
・翻訳にかかるコストが増大し、間接経費を圧迫している。
・技術的な専門用語の翻訳精度に不安があり、重要な製造指示が正しく伝わらないリスクがある
目的と取り組みの概要
多くの海外取引があり、打ち合わせも英語で行われるため、議事録を日本語と英語の両方で作成する必要がありました。その作業に数日を要し、さらに議事録の内容から部品の発注書を作成する手間もかかっていました。
目的
・日本語版と英語版の議事録を迅速に作成したい。
・議事録から発注書に必要な情報を簡単に抽出したい。
取り組みの概要
・音声認識精度を向上させるため、話者分離の精度を高める。
・会議ごとに議事録のテンプレートを作成し、入力作業を簡素化する
ご提供したソリューション
コンサルティング
現行の業務フローを分析し、効率化に向けたコンサルティングを実施しました。その中で、議事録作成と発注書作成を自動化するソリューションを提案しました。
導入システム
音声解析ソリューションのライセンスを提供し、既存のシステム(kintone)と連携させることで、業務フローに組み込みました。
サポート
・kintoneとの連携に合わせた議事録フォーマットの作成を支援。
・管理画面の操作方法に関するサポートを実施。
・その他、運用に必要なあらゆるサポートを提供。
導入後の成果と今後の展望
主な成果
・議事録の共有が、社内・社外ともに1営業日以内に完了するようになった。
・発注書に必要な情報を他のシステムに自動連携することで、作業効率が大幅に向上した。
・文字起こしデータに対して質問ができるようになったため、議事録(要約)に記載されていない確認事項も即座に回答を得られるようになった。
今後の展望
打ち合わせの議事録作成だけでなく、このソリューションを活用して社内マニュアルを作成し、業務改善をさらに進めたい。