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楽々Frameworkは、Webアプリケーション開発を効率化し、高品質なシステムを短期間で構築できる革新的なローコード開発ツールです。20年以上の実績と830社を超える導入実績を持つ、純国産の開発基盤として注目を集めています。
本記事では、楽々Frameworkの特徴とシステム開発のポイント、そしてギグワークスクロスアイティの楽々Framework3の導入支援サービスをご紹介します。
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楽々Frameworkとは?その特徴と強み
楽々Frameworkは、誰でも簡単にWebアプリケーションを開発できる環境を提供し、外部の専門業者に頼ることなく、幅広いシステムの内製化を実現する革新的なローコード開発ツールです。20年以上の実績と830社を超える導入実績を持つ、純国産の開発基盤として注目を集めています。
【参考】楽々Framework3の特長
高い生産性
楽々Frameworkの最大の特徴は、その高い生産性にあります。部品組み立て型の開発手法を採用しており、最小限のコーディングでシステム構築が可能です。これにより、開発コストを大幅に削減できます。
具体的には、100%ブラウザで開発が可能で、特別なソフトのインストールが不要です。テーブル定義情報があれば、ボタン一つで最適なプログラムが自動生成されるため、開発効率が大幅に向上します。
楽々Framework3の統合開発環境RakStudioでは、直感的なマウス操作と充実した機能で、最小限のコーディングでかんたんにシステム開発が行えます。これにより、ITスキルに関係なく、誰でも本格的なシステムを構築することができます。
豊富な機能と部品
楽々Frameworkは、900以上のパターン部品を提供しています。これらの部品は基幹業務システムでそのまま使える汎用的なものばかりです。リッチクライアントなみの操作性を実現する豊富な機能を備えており、グラフコンポーネントやExcelライクな操作感など、高度な機能をノンプログラミングで実現できます。
部品の粒度は、通常のライブラリのようなプログラム言語レベルの細かいものから、画面遷移や画面の構成、データベースと連携して画面上にデータを設定する粒度の大きなものまで多岐にわたります。これらを組み合わせるだけで、さまざまな要件に応じたシステムをすばやく構築できます。
幅広い適用範囲
楽々Frameworkの適用範囲は非常に広く、チームの情報管理アプリから企業の基幹系システムまで対応しています。小規模な情報共有ツールから大規模な基幹系システムまで、幅広いアプリケーション開発に対応できるのが特徴です。
導入形態はオンプレミス版・クラウド版から選択可能で、さまざまなOSやミドルウェア、データベースにも対応しています。また、APIを利用することで外部システムとも柔軟に連携可能です。
システム品質の向上
楽々Frameworkでは、標準化された部品を使用することで、システム品質の向上を実現しています。部品組み立て型の開発方式により、高品質なシステムを一貫して構築できます。
システム開発の属人化を防ぎ、システムの品質を高めることができるため、以下のような課題を抱える企業に特に適しています。
- 開発スキルを持つ人材の採用に苦戦している
- 本格的な基幹システムを自社で開発したいが、対応できる人材がいない
- 開発の属人性が高まり、新しいメンバーへの教育・学習コストが上がっている
- 事業のスピードに開発が追いつかず、ユーザ部門の要望に応えられない
- 現状はベンダーにシステム開発を任せているが、いずれは内製化したい
充実したサポート体制
楽々Frameworkは、リリース以来20年以上、保守・サポートに期限を設けておらず、大規模な基幹システムでも安心して長期運用いただけます。導入サポートメニューとしてオンサイトによる技術支援、技術サポートメニューとしてサポートサイトによるお問い合わせなどをご用意しています。
また、保守契約をいただいたお客さまには、バージョンアップモジュールを無償でご提供しています。バージョンアップ時の互換性を維持することができるため、長期的な運用が可能です。
さらに、楽々Framework3は、Java初心者でも短期間に習得できるのが大きな特長です。標準導入プロセスでは、約3か月で技術習得していただくことを前提に、4日間の研修や半日のオンサイト支援を複数回実施するなど、きめ細かなサポートを提供しています。
以上のような特徴により、楽々Frameworkは多くの企業で採用され、効率的かつ高品質なシステム開発を実現しています。
データベースが開発の要!楽々Frameworkによるシステム開発とは
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楽々Frameworkの開発アプローチは、データベース設計を中心としたものです。適切なデータモデリングが、効率的なシステム開発の鍵となります。この特徴により、ITスキルに関係なく誰でも本格システムを構築可能となり、市民開発(シチズン開発)の推進が可能になります。
データベース設計の重要性
楽々Frameworkは、RDBへの入出力を前提としたコンポーネント構成を採用しています。適切なデータベース設計がパフォーマンス向上に直結するため、データベース設計は非常に重要です。
最新のVer.3.1では、ER図の編集機能が大幅に強化されました。この新機能により、モデリング経験の浅い方でもより直感的な操作で設計を進めることができるようになりました。具体的には、以下の改善が行われています。
- ER図編集内容とテーブル定義情報(FD)の連動
- エンティティの追加/削除機能の追加
- 関係線の追加機能の改善
- エンティティ定義変更時の詳細表示
これらの改善により、ER図を編集して作成したテーブル設計をテーブル定義情報(FD)へ転記する作業が不要となり、スピーディにデータベースに実装することができるようになりました。
設計と開発の手順
楽々Frameworkを使用したシステム開発は、以下のような手順で進められます。
要件定義とデータ構造の設計
データモデリングは、DOA(データ中心アプローチ)によるアプローチを取ります。業務を大まかにブロック分けし、各ブロックのイベント系を洗い出し、正規化を行ってリソース系を特定します。この過程で、データベース定義情報(FD)を生成し、システム開発の基礎を築きます。
具体的には、以下のステップを踏みます。
- 業務単位や部門単位で大まかにブロック分けを行う
- 各ブロックごとにイベント系エンティティを洗い出す(例:入金、出勤、受注、発注など)
- イベント系エンティティの正規化を行い、リソース系エンティティを見出す
画面とビジネスロジックの開発
データベース定義情報(FD)からボタン一つでプロトタイプのプログラム群を一括自動生成します。RakStudioのビジュアル・プログラミング機能を使用して、部品(パターン)の選択、画面遷移の設定、画面レイアウトの調整、項目定義の変更などを行います。
楽々Framework3では、「プログラムパターン」と呼ばれる再利用可能な部品を使用してプログラムを作成します。例えば、「検索処理部品」を使用することで、検索条件入力画面、検索結果一覧表示、詳細情報表示といった一連の処理を簡単に実装できます。
テストと導入
開発したシステムのテストを実施し、実環境への導入を行います。顧客管理システムの開発を例にとると、まず顧客情報のデータモデルを設計し、ER図を作成します。Ver.3.1の新機能を活用することで、より効率的にデータベース設計を行うことができます。次に、楽々Frameworkの自動生成機能を使って基本的な画面を作成し、必要に応じてカスタマイズします。最後に、テストを行い、実環境に導入します。
必要なスキルセット
SQLとHTMLの理解
データベースの入出力操作やWebページの基本構造を理解していることが重要です。SQLとHTMLの基本的な知識は必須となります。
Javaの基本的な知識
Javaの基本的な知識があると望ましいですが、必須ではありません。ただし、プラグインのメンテナンスにはJavaの知識が必要となります。
プログラム作成のトレーニングと講習
楽々Frameworkでは、4日間の研修プログラムが用意されており、効率的にスキルを習得できます。基本的なプログラム作成は3日間の講習で身につけることが可能です。
実稼働可能なシステム構築には約3ヶ月が目安とされています。Java初心者のプロジェクトチームであっても、3ヶ月で実稼動可能なシステムを立ち上げることが可能です。
楽々Framework3の導入はギグワークスクロスアイティにお任せ!
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ギグワークスクロスアイティは楽々Framework3導入を支援します。
提案フェーズでは、顧客の課題解決に最適な支援やサービスを多数用意しており、プロジェクト開始後は専門のSEがプロジェクトに参画しプロジェクト遂行がスムーズに行くよう支援しています。システム本番稼働後の保守サポートも万全なので、安心して利用いただけます。楽々WorkflowⅡと併せて使用することで、データ管理と承認の一元管理もできます。
またギグワークスクロスアイティでは、楽々Framework開発のパートナーを募集しています。楽々Frameworkの開発経験がある企業や個人の方は、以下のURLからお問い合わせください!