業務改革は議事録から!「いきなり議事録」の効果的な導入方法とは

現代のビジネス環境では、会議の効率化と情報共有の迅速化が企業の競争力を左右する重要な要素となっています。AI議事録は、単なる文字起こしを超え、会議内容の正確な記録からタスク管理、社内システムとの連携まで、業務改革の起点として注目されています。本記事では、AI議事録の導入がなぜ業務効率化の第一歩となるのか、その具体的なメリットや活用シナリオ、そして実際の事例を通じて解説します。

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いきなり議事録×kintone連携サービスの概要

ギグワークスクロスアイティは、AI議事録サービス「いきなり議事録」とクラウド型業務プラットフォーム「kintone」の連携によって、会議記録を起点とした業務プロセスの革新を実現します。会議内容の自動可視化からタスク管理・ナレッジ共有までを一気通貫で支援し、企業の業務改革を強力に後押しします。

いきなり議事録とは

いきなり議事録は、AI技術を活用して会議の音声を自動的にテキスト化し、要点を抽出して議事録を生成するサービスです。従来の議事録作成には多くの時間と労力がかかり、記録の正確性やタイムリーな共有が課題となっていました。いきなり議事録は、会議終了直後に高精度な議事録を自動で作成できるため、情報伝達の遅れや記録漏れを大幅に減らすことができます。会議内容の即時可視化と共有を実現することで、業務のスピードと質の向上に寄与します。

いきなり議事録のkintone連携機能

いきなり議事録は、サイボウズが提供するクラウド型業務プラットフォーム「kintone(キントーン)」と連携し、議事録データを自動的にkintoneへ登録できます。kintoneはプログラミング不要で多様な業務アプリを構築できる柔軟性が特長のサービスです。議事録がkintoneに自動登録されることで、会議の記録が全社で即座に共有され、タスク管理や進捗確認、ナレッジ共有などに活用できるようになります。
この連携により、会議の記録が業務プロセスやワークフローと直結し、業務の見える化や属人化防止、意思決定の迅速化が期待できます。現場の業務改善やDX推進において、AI議事録とkintoneの連携は大きな効果を発揮します。

ギグワークスクロスアイティのコンサルティングサービスとは

ギグワークスクロスアイティは、経営課題の抽出から新規事業開発、業務改善、IT・AI導入、BPO(バックオフィス業務のアウトソーシング)までをワンストップで支援するコンサルティングサービスを提供しています。現場密着型の伴走支援を重視し、経営管理の高度化や業務・ビジネス変革を見据えたカスタマイズ提案、ITソリューションやAI活用、BPOまで幅広く対応しています。
ギグワークスクロスアイティは「いきなり議事録」を活用した多様な業務効率化シナリオをご提案できるだけでなく、kintoneなどの社内ツールと連携することで、組織全体の生産性向上を実現します。

ギグワークスクロスアイティのコンサルティングサービスとは

ギグワークスクロスアイティは、経営課題の抽出から新規事業開発、業務改善、IT・AI導入、BPO(バックオフィス業務のアウトソーシング)までをワンストップで支援するコンサルティングサービスを提供しています。現場密着型の伴走支援を重視し、クライアント企業の実情やニーズを深く理解したうえで、経営管理の高度化や業務・ビジネス変革を見据えたカスタマイズ提案、ITソリューションやAI活用、BPOまで幅広く対応しています。
現場でのヒアリングや課題抽出を通じて、表面的な問題だけでなく根本的な原因を特定し、実現可能な解決策を一緒に考え、実行までしっかりサポートします。ギグワークスクロスアイティは「いきなり議事録」を活用した多様な業務効率化シナリオをご提案できるだけでなく、kintoneなどの社内ツールと連携することで、組織全体の生産性向上を実現します。

いきなり議事録の導入効果

  • 議事録作成の時間と労力を大幅に削減!記録の抜け漏れも防ぎます。
  • タスク管理や進捗確認もスムーズに!
  • 会議参加者が議論に集中できる環境を実現!
  • 業務フローの自動化も可能に!

まずはお気軽にご相談ください。
私たちは議事録の自動生成を起点に、業務プロセスの自動化や最適化、データの一元管理など、最適なソリューションをご提案します。

AI議事録から始まる業務改革

AI議事録の導入は、単なる会議記録の効率化にとどまらず、企業の業務改革を推進するための新たな起点となっています。ここでは、なぜAI議事録が業務効率化の出発点となるのか、その理由と活用の広がりについて詳しくご紹介します。

【参考】もう手動には戻れない?議事録自動化で会議の効率を劇的に改善

AI議事録が業務改革の起点となる理由

AI議事録は、会議の音声を自動でテキスト化し、要点を抽出して議事録を生成するサービスです。従来、議事録作成には多くの時間と労力がかかり、担当者の負担や記録の抜け漏れ、共有の遅れが業務全体の非効率につながっていました。AI議事録は、こうした課題を根本から解決します。

まず、導入のハードルが低いことが大きな強みです。特別なITスキルや複雑な設定は不要で、日常の会議にAI議事録を取り入れるだけで、すぐに効果を実感できます。会議終了後には自動的に高精度な議事録が生成され、手作業による文字起こしやまとめ作業が不要になります。この手軽さと即効性が、現場での業務改革を後押しします。

また、AI議事録の活用で「メモの取り忘れ」や「記憶違い」を防げるため、重要な発言や決定事項を確実に記録できます。AIは会議の全音声を漏れなく記録し、発言者ごとに内容を整理するため、記録の正確性が大きく向上します。情報の抜け漏れや誤解によるトラブルの防止は、組織全体の信頼性向上にもつながります。

社内ツールや他システムとの連携による効果

AI議事録の真価は、社内の各種ツールやシステムと連携することでさらに高まります。たとえば、kintoneとの連携により、AIが生成した議事録が自動で登録され、タスク管理や進捗確認、ナレッジ共有にそのまま活用できます。スケジューラーやCRM(顧客管理システム)と連携すれば、会議内容をもとに次のアクションや顧客対応を自動化・最適化することも可能です。

AI議事録を起点に情報が一元管理されることで、部門や拠点をまたいだ情報共有がスムーズになり、組織全体の生産性が大きく向上します。
また、会議記録からタスクの割り振りや進捗管理までを自動化することで、業務プロセス全体の見える化と最適化が実現します。

導入現場での実感と現場密着・伴走支援

実際にAI議事録を導入した現場からは、「議事録作成の手間が大幅に減った」「会議参加者が議論に集中できるようになった」といった声が多く寄せられています。特に、現場担当者がすぐに効果を実感できることは、業務改革の推進力となります。

AI議事録の導入のメリットをまとめると以下のようになります。

  • 作業時間の大幅削減:AI議事録の自動化により、会議中のメモ取りや議事録作成にかかる時間と手間を劇的に減らすことができます。
  • 記録の正確性と網羅性の向上:AIが会議の全発言を客観的かつ網羅的に記録するため、重要な内容の抜け漏れや記憶違いを防ぎ、属人化も解消します。
  • 情報共有の迅速化:会議終了後すぐに議事録が共有できるため、意思決定やアクションへの移行がスピーディーになり、会議の価値が高まります。
  • 業務プロセスの標準化・一貫性の維持:AIによる一貫したフォーマットでの議事録作成により、担当者ごとの品質差がなくなり、業務の標準化が進みます。
  • 他システムとの連携による業務全体の最適化:kintoneやスケジューラー、CRMなどと連携することで、タスク管理やナレッジ共有、顧客対応など幅広い業務プロセスの自動化・最適化が実現します。
  • 会議参加者の集中力向上:メモ取りに気を取られることなく議論に集中できるため、会議自体の質も向上します。

AI議事録の導入は、会議記録の効率化という枠を超え、組織全体の生産性向上と業務改革の第一歩となります。

いきなり議事録×kintoneの活用事例

営業プロセスの自動化

A社の営業部では、Web会議を活用した営業活動が日常的に行われています。これまではアポイント調整や会議準備、議事録作成、タスク管理、フォローアップまで多くの手作業が発生し、情報の抜け漏れや対応の遅れが課題となっていました。「いきなり議事録」とkintoneを連携して導入したことで、営業プロセス全体の自動化と一元管理が実現できるようになりました。ここでは、A社営業部での具体的な活用事例をご紹介します。

アポイント取得からWeb会議準備まで

営業担当の山本さん(仮名)は、kintone上で顧客情報やアポイントの予定を管理しています。顧客とのアポイントが決まると、kintoneとWeb会議ツール(Zoomなど)が連携し、自動でWeb会議用のURLが発行され、案内メールが顧客に送信されるようになりました。これにより、日程調整や会議URLの手動発行・連絡といった煩雑な作業を大幅に削減できるようになりました。

Web会議の実施とAI議事録の取得

Web会議の実施後、「いきなり議事録」が会議音声をリアルタイムでテキスト化します。商談の内容や顧客からの要望、次回提案のポイントなど、重要な発言やアクションアイテムが自動で記録されます。会議終了と同時に、AIが要点を整理した議事録が生成され、kintoneの活動報告アプリに自動登録されるようになりました。これにより、議事録作成の手間がなくなり、記録の抜け漏れや記憶違いも防げるようになりました。

次のアクションの検討と共有

kintoneに保存された議事録をもとに、営業担当者やチームメンバーは次のアクションを迅速に検討できるようになりました。たとえば、「見積書の再送(担当:佐藤さん(仮名)、期限:翌営業日)」「追加提案資料の作成(担当:田中さん(仮名)、期限:今週中)」など、会議で決まったアクションが自動でタスク化され、ToDoリストやタスク管理アプリに登録されます。また、CRM(顧客管理システム)とも連携しており、顧客ごとのやり取り履歴や進捗状況も一元的に管理できるようになりました。

フォローアップメールの自動送信

会議後のフォローアップも自動化されています。kintoneのシナリオメール機能や外部連携サービスを利用し、会議内容や次のステップをまとめたメールが自動で顧客に送信されるようになりました。これにより、抜け漏れのない迅速なフォローが実現し、営業活動の質が高まっています。

このように、A社営業部では「いきなり議事録」とkintoneの連携によって、アポイント取得から会議準備、議事録作成、タスク管理、フォローアップまで、営業プロセス全体の自動化と効率化を実現できるようになりました。手作業によるミスや抜け漏れを防ぎ、営業担当者が本来の提案活動や顧客対応に専念できる環境が整っています。
また、情報がkintoneに一元化されたことで、チーム全体での情報共有や進捗管理もスムーズになり、組織全体の営業力強化につながっています。

会議内容のタスク化とスケジュールの自動登録

B社(中堅商社)の総務部では、備品管理や社内イベント運営、株主総会対応など幅広い業務を担当しています。これまでは会議の議事録作成やタスク管理に多くの時間を割いていましたが、AI議事録とkintoneのAI連携プラグインを導入したことで、会議内容の記録からタスク化、スケジュール登録までを自動化できるようになりました。ここでは、実際の会議内容やタスクの具体例を交えながら、B社での活用事例をご紹介します。

会議の流れとAI議事録の活用

B社総務部では毎月、「全社備品管理会議」を実施しています。2025年6月の会議では、以下のような議題が取り上げられました。

  • 新年度のプリンター用紙など備品発注計画
  • オフィスレイアウト変更の進捗
  • 社内イベント(健康診断)の準備状況

会議が始まると同時に、AI議事録ツールが音声をリアルタイムでテキスト化し、発言内容や決定事項を自動で記録しました。たとえば、田中さん(仮名)が「今月中にプリンター用紙を追加発注します」と発言し、佐藤さん(仮名)が「来週金曜までに健康診断案内メールを全社員に送ります」と報告、鈴木さん(仮名)が「新しい会議室のレイアウト案を次回までに作成します」と担当を引き受けるなど、具体的なアクションがその場で決定されました。

会議終了後、AIが議事録を要約し、kintoneの議事録管理アプリに自動登録されるようになりました。これにより、手作業による議事録作成や共有の手間が大幅に軽減され、記録の抜け漏れや記憶違いも防げるようになりました。

タスク抽出とkintoneタスクリストへの変換

kintoneのAI連携プラグインが議事録内容を解析し、会議で決定したアクションアイテムを自動で抽出できるようになりました。抽出されたタスクは、以下のようにタスクリストアプリに登録されます。

  • プリンター用紙の追加発注(担当:田中さん(仮名)、期限:今月末)
  • 健康診断案内メールの作成・送信(担当:佐藤さん(仮名)、期限:来週金曜)
  • 新会議室レイアウト案の作成(担当:鈴木さん(仮名)、期限:次回会議まで)

これにより、各メンバーが自分の担当タスクをすぐに把握できるようになり、タスクの抜けや遅延も防げるようになりました。

スケジュールアプリとの連携による進捗管理

さらに、タスクリストに登録された情報はkintoneのカレンダーアプリや外部のスケジューラーと連携し、スケジュールへ自動的に反映されるようになりました。たとえば、「健康診断案内メール送信」のタスクが自動でスケジュールに登録され、リマインダー機能で担当者に通知が届く仕組みです。これにより、タスク管理とスケジュール調整が一元化され、プロジェクト全体の進捗管理やフォローアップもスムーズに行えるようになりました。

業務効率化と情報共有のメリット

この一連の流れを通じて、B社総務部では社内会議の記録からタスク化、スケジュール管理までが自動化され、担当者の負担が大きく軽減されました。AI議事録とkintoneの連携によって、会議運営の質とスピードが向上し、組織全体の業務効率化が実現できるようになりました。
また、議事録やタスクの情報がkintone上で一元管理されることで、情報共有の透明性が高まり、チーム全体での認識のズレや伝達漏れも防げるようになっています。

このように、B社総務部ではAI議事録とkintoneのAI連携プラグインを活用することで、日常業務の自動化と最適化を実現し、社内会議の価値を最大限に引き出せるようになりました。

AI議事録が組織改革の起点に

AI議事録の導入は、会議記録の効率化にとどまらず、組織全体の業務改革を加速させる重要な起点となっています。導入の容易さと即効性により、現場担当者は議事録作成の負担から解放され、会議内容の正確な記録と情報共有がスムーズに行えるようになりました。さらに、kintoneなどの社内ツールやCRM、スケジューラーとの連携により、議事録からタスク抽出、進捗管理、フォローアップまでの業務プロセスを自動化・最適化できます。実際の企業事例では、営業活動や総務部の社内会議において、AI議事録とkintone連携による生産性向上と情報共有の透明性向上が実証されています。ギグワークスクロスアイティは、こうした現場密着型の伴走支援を通じて、企業の持続的な成長と競争力強化をサポート。AI議事録を起点にした業務改革は、これからのビジネスに欠かせない基盤となるでしょう。

この記事を書いた人

ビジネス・テクノロジスト 貝田龍太